【宅配雑学】家にいたのに不在票が入っている理由!我々にメリットはありませんけど?
ずっと家にいたのに何故?
配達時にご不在連絡票をポストに投函するのは「お客様が不在」もしくは「荷物の受け取りをすぐにはできないと判断した場合」です。
お客様が不在というのは読んで字のごとく、その時その場所にお客様がいなかったということですね。
今回注目したいのは「お客様が荷物の受け取りをすぐにはできないと判断した場合」についてです。
「ずっと家にいたのになんで不在票が?」というお問い合わせのほとんどはこちらのパターンです。
では詳しく見ていきましょう。
【宅配お悩み相談室】身に覚えがない荷物はどうすれば?自分の目で確認してください!
ご不在連絡票とは?
そもそも「ご不在連絡票」は何のためにあるのでしょうか?まずはそこからお話ししましょう。
ご不在連絡票とは、宅配業者がお客様に荷物の引き渡しができなかったことをお伝えするための書面です。
その書面には引き渡しに伺った「日時・担当店・電話番号・問い合わせ番号」などが記載されています。
これらはとても大切な情報ですので、引き渡しが完了するまでむやみに捨てたりしないようにして下さい。
ではここで、宅配大手3社の「不在票」を実際にみてみましょう。
【日本郵便】
【ヤマト運輸】
【佐川急便】
どの「不在票」にも共通しているのは、大きく太文字で「ご不在連絡票」と記載されている点です。
これならすぐにわかりますよね。
サイズは一般的な封筒ぐらいの大きさですが、2つ折りになっている場合もありますのでご注意ください。
この書面にはいろいろな情報が記載されていますが、おもに確認していただきたいのは下記の3点です。
・お名前に間違いはないか?
・お問い合せ番号はあるか?
・日時は記載されているか?
家に帰ってきて不在票がポストに入っていたとしたら、まずは上記3点を確認してください。
最初に確認していただきたいのは、記載されている「お名前」がお客様のものに間違いないかどうかです。
というのも、我々とて人間です。
たまにはご不在連絡票を「誤投函」してしまうことがあるからです。
その不在票が本当にお客様宛てのモノなのか、まずは最初に確認をするようにしてください。
次に確認していただきたいのは、それぞれの荷物に付与されている「お問い合わせ番号」です。
再配達依頼にはこの「お問い合わせ番号」が必要となります。(ドライバーに連絡した場合は名前と住所を言うだけでOKなことが多いです)
必ず確認はしてください。
さらにその不在票がポストに投函された日時についても、あわせて確認するようにしておきましょう。
というのもお客様から連絡がない限り、我々は何度も荷物の配達に伺わなければならないからです。
もし何日間かご不在だった場合は、同じ荷物の「ご不在連絡票」が何枚も入っている可能性が高いです。
不在票が何枚もある時は、必ずその「日時」と「お問い合わせ番号」を確認するようにしてください。
では続いて我々はどのような時に、どのような状況で「不在票」をポストに投函していくのか?
そちらを説明していきましょう。
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不在票を投函する状況
不在票を使うのは「お客様が不在」もしくは「荷物の受け取りがすぐにはできないと判断した場合」です。
我々は玄関前でインターホンを鳴らし、ノックをし、何も応答がなければ「ご不在」と判断します。
待つ時間の目安としては、インターホンを押してから不在票を書き終えるまでの約30秒ぐらいでしょうか。
もちろん何かしら「アクション」があればそのままお待ちします。
ドタドタと家の中を駆け回る音であったり、バタバタと階段を降りてくる音が聞こえたりした時ですね。
ただ「もし家の中にお客様がいたとしても我々の訪問に気がついていないとしたら」不在票の出番です。
それは「荷物の受け取りができないと判断した場合」だからです。
ご理解いただけますでしょうか?
でも「インターホンが鳴ったりノックの音が聞こえたらさすがに気づくでしょ?」なんて思いますよね。
でも実際、まったく気がつかない人が本当に本当に多いのです。
それでは一体どのようなお客様が「インターホン」や「ノック」にまったく気がつかないのでしょうか?
これまでの経験から、とくに思いあたるお客様をザッと挙げてみます。
・そもそも起きていない
・インターホンが故障している
・テレビのボリュームがデカい
・トイレで孤独な戦いをしていた
・お風呂でシャワーを浴びていた
・イヤホンをしてゲームに夢中
・掃除機でお部屋を掃除していた
・ベランダにいて気づかなかった
こういうお客様に共通するのは「とはいえ宅配便が来たらさすがに気づくだろう」と思っていることです。
でもこういったお客様に限って、我々がお伺いしたことにまったく気がついていなかったりします。
だから平気で「ずっと家にいたのに不在連絡票が入っている!ふざけるな!」なんて言ってくるわけです。
念のためにお伝えをしておきますが、荷物を持ち帰ったところで我々にはなんのメリットもありません。
だってお客様から連絡が来れば、再配達しなければなりませんから。
いったん持ち帰ってまた戻るなんて、どう考えても二度手間です。
できることなら一回きりで「配達」を終わらせたいわけです。
なのになぜ荷物を持ち帰るのか?
それは「お客様が我々の訪問に気がつかなかったから」です。
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不在連絡票が入っていたら…
もし不在票がポストに入っていたとしたら、速やかに「再配達依頼」の連絡をお願いいたします。
記載のあるコールセンターに電話をするか、もしくはインターネットで自動受付をしてください。
どうしても不在票に納得がいかない場合は、ドライバーに直接電話をしていただいても構いません。
ただその場合は、まずご不在連絡票が投函された日時に「自分がどこで何をしていたのか?」をハッキリと思い出してからにしてください。
その上で絶対にお客様が正しくて、絶対に我々が間違っているというのであればお話させていただきます。
ちなみにドライバー直通で電話をいただいた場合、我々は運転・作業を一時中断せねばなりません。
それによりお客様の再配達がどんどん遅れてしまう可能性があるということだけはどうかご理解ください。
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まとめ
というわけでまとめです。
ずっと家にいたはずなのに「ご不在連絡票」が入っている理由は…
「お客様が我々の訪問にまったく気がつかなかったから」です。
先ほども言いましたが、我々が荷物を持ち帰ってもメリットはない上に、面倒が増えるだけなんです。
まさに「デメリットのみ」です。
そこのところを踏まえて「お問い合わせ」をするようにしてください。
それでは今回はこのへんで、最後までお読みくださりありがとうございました!