【宅配業者の叫び】一人暮らしは荷物の受取りが困難です!必ず事前連絡をしてください!
一人暮らしは忙しい
ネットショッピングが盛んになり、宅配便の荷物は通販商品やフリマの荷物が多くを占めるようになりました。
とはいえもちろん、昔ながらの宅配便の荷物だってちゃんと存在します。
都会で一人暮らしをするお子様に、野菜やお米などを送る優しいご両親はまだまだたくさんいらっしゃるのです。
そりゃあ離れていても、子供のことがかわいくない親なんていませんよね。
ただ「親の心、子知らず」ではないですが、なかなか荷物を受け取れないお子様がけっこういらっしゃいます。
というわけで今回は「一人暮らしの子供に荷物を送るときの注意点」について考察していきたいと思います。
親の心、子知らず
田舎に住むお父さんお母さんからすれば、都会で一人暮らしをするお子様のことが心配でたまらないでしょう。
「ちゃんとご飯は食べているか?」
「ちゃんと友達はできたのか?」
「洗濯物は溜まっていないか?」
「お金に困ってはいないか?」
心配事をひとつひとつ挙げていけば、まさにキリがありませんよね。
たまに電話をしてもなかなか繋がらなかったり、やっと繋がったとしてもなかなかゆっくり話をする時間もない。
もちろんお子様の住む「場所」や「一人暮らしを始めた理由」によって状況は様々ですが、一人暮らしを始めたばかりのお子様は忙しいものです。
だって、お子様からしたらやっと手に入れた「自由」なわけですから。
まだまだ自分が若かったころ、はじめて一人暮らしを始めたばかりの時のことをよ~く思い出してみてください。
やることなすこと「すべて」が新鮮で、どんな些細なことにもいちいち一喜一憂して感動しませんでしたか?
もちろん本当のところは何をしているかなんて、誰にもわかりません。
ただひとつ間違いないのは、お子様は「人生」における非常に大きな一歩を踏み出したばかりということです。
だからこそあまり過保護にならず、お子様と「ちょうどいい距離感」をキープして接するようにしましょう。
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なかなか荷物が受け取れない
とはいえ子供は子供なんです。
いくらお口が達者になったとしても、まだまだ親の助けが必要なのです。
宅配便で「現金」を送ることはできませんが、お米や野菜、缶詰やカップラーメンなどは送ることができます。
若者用のアパートやシェアハウスに届く荷物は、あきらかに実家のお母さんから送られてきたものが多いです。
お米や缶詰などの食料関係のものは、いくらあっても困りませんからね。
ただここで問題になってくるのが、お子様が「なかなか荷物を受け取ることができない」という事実です。
最近では宅配ボックスの設置された「建屋」も増えてきましたが、まだまだ十分と言えるほどではありません。
先ほども述べたように、一人暮らしを始めたばかりのお子様というのは何かしら忙しくしているわけです。
休みの日であろうと、家でゆっくり過ごしてるなんてことはありません。
だから「週末は疲れて家で寝ているだろう」なんて思っても、実際はどこかに遊びに出かけたりしています。
いくらお子様の休みにあわせて荷物を送ったとしても、なかなか荷物をお渡しすることができないのです。
また「仕事や学校が休みの日の午前中ならさすがに寝ているだろう」という予想も、そうは問屋が卸しません。
休みの日はお子様からしてみたら「やっとプライベートを楽しむことができる待ちに待った特別な日」です。
朝から晩まで家には帰ってきません。
だから結局、荷物を受け取れません。
お米や缶詰などであればまだ良いのですが、野菜や果物などの「ナマモノ」は本当に困ってしまうわけです。
では足のつきやすいナマモノを送る時はどうすれば良いのでしょうか?
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電話一本で解決します!
解決策は非常に「単純明快」です。
それらの荷物を発送する前に「お子様に必ず連絡をする」だけです。
ちなみに荷物を発送してしまったあとではまったく意味がありません。
必ず荷物を「発送する前」に、事前連絡をするようにして下さい。
荷物の集荷にいくとたまにいらっしゃるのが「ウチの子は毎週〇曜日がお休みだから、とりあえず〇曜日の午前中にしといて」というご両親です。
さきほども言ったように、休みだからと言ってお子様が家にいると思ったらそりゃあもう大間違いなわけです。
それと同様に「ウチの子は毎日18時ぐらいまで仕事が家にいないから、とりあえず【19時~21時】にしておいて」というのも間違いです。
18時に仕事が終わったからと言って19時前に家に帰ってくるかどうかはその「本人」にしかわかりません。
ただもし「事前連絡」を入れていたとしたら「今日は荷物が届くから19時までに家に帰ろう」となりますよね。
お子様が家にいようがいまいが、荷物を出すお客様が日時指定をしたら我々はそれを守らなければなりません。
事前にたった一本ご連絡を入れていただくだけで、我々は無駄な残業をしなくてすむようになるのです。
もし事前連絡した時に「毎日不定期で何時に帰れるかわからない」と言われたら、そんな時は「コンビニ受け取り」か「宅配ロッカー受け取り」をオススメしていただけると助かります。
ただこのサービスを利用するには事前にメンバー登録などが必要になるので、あわせてご説明ください。
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「母ちゃんいつも野菜とかお米とか送ってくれてありがとう。ホントに助かるよ。でもさ、俺も予定があるからいきなり荷物が送られてきても受け取れないことが多いんだ。できれば事前に連絡とかくれると助かるなあ。あと配達の人に申し訳ないから不確実な時間指定はしなくていいからね。」一人暮太郎より
— ひろい (@hiroyzero) January 9, 2021
まとめ
というわけでまとめです。
今回は「一人暮らしのお子様に荷物を送る際の注意点」ということで、過去の事例を踏まえて考察してみました。
たった一本事前にお子様に連絡を入れていただければ、荷物を送るお母さんもお子様も、そしてもちろん我々にとっても三方良しな関係が築けます。
もちろんお子様も忙しいのでなかなか連絡がつかないとは思いますが、せっかく送っていただいた荷物が目の前で傷んでいくのはもうコリゴリです。
どうか事前連絡にご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
それでは今回はこのへんで。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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