【宅配雑学】19時01分に不在票が入っている理由?それはお客様が指定したからです!
いい加減に気づいてほしい
現代社会において「SNSの影響力」というのはけして無視できません。
現在SNSのプラットフォームは、有料無料を含めて数多く存在しています。
それぞれのプラットフォームを使い、誰もが自由に発信できる時代です。
そんなSNSの世界を「宅配」のフィルターを通して覗いてみると、かなりの頻度で目にする「内容」があります。
それが「夜間配達について」です。
「19時〜21時に指定したのに19時01分に不在票が入っていた」「何度も19時〜21時に指定しているのに毎回19時前半に不在票が入っている。いい加減に気づいてほしい」などですね。
この件に関してはすでに別の記事でも触れておりますが、今回はもう少し詳しく説明していこうと思います。
【宅配雑学】荷物の受け取りが苦手な人でも安心!24時間365日対応の「コンビニ受け取り」が最強です!
時間「帯」の指定です!
すでにご存知の方もたくさんいるとは思いますが、まずは「時間帯指定サービス」の説明から始めていきます。
いわゆる大手と呼ばれる宅配業者は、それぞれが独自に「時間帯指定サービス」をほぼ無料で提供しています。
荷物を受け取るお客様の【ご希望の時間「帯」にお荷物をお届けします】というとても便利なサービスですね。
その時間帯については各業者によって微妙に違いがあるのですが、大まかな時間枠は基本的には変わりません。
指定できる時間帯は以下の通りです。
①午前中(8時~12時)
②14時~16時
③16時~18時
④18時~20時
⑤19時~21時
ネットで検索すればすぐに出てくる情報ではありますが、今回は「郵便局」のサイトを引用してみましょう。
この画像でとくに注目していただきたいのが、時間帯のすぐ下に記載されている「注意書き」の部分です。
これが今回の重要なキーワードです。
ではその「注意書き」を、もう一度あらためて確認しておきましょう。
【※9時、12時と決まった時間に配達を指定することはできません。それぞれの時間帯の間での配達になります】
今回大手宅配業者の各サイトを調べたところ、ちゃんとこの「注意書き」があったのはなんと郵便局のみでした。
この「注意書き」が公式なサイトにあるかどうかは大きな差となります。
ぜひ郵便局以外の大手2社にも、素早く対応していただきたいものです。
ということで「時間帯指定」を利用するすべてのお客様に、あらためてご理解いただきたいのがコチラです。
「時間帯の指定」はピンポイントの「時間の指定」ではありません!
というのも、いまだにご理解いただけない方が多数いらっしゃるのです。
次の章でさらに掘り下げましょう。
【宅配業者の懇願】勘弁してください!現役ドライバーの涙、指定日時の変更の変更&配達日時の前倒し!
時間「帯」の指定ということは?
ここではさらに「時間帯の指定とはどういうことか?」について、もう少し詳しく説明していきたいと思います。
先ほど述べた内容をしっかりとご理解いただけていれば、ここから先は本当にただただ当たり前の話になります。
時間帯指定サービスというのは、お客様の指定した「時間帯」に業者が荷物を配達してくれるサービスです。
たとえば「14時~16時」の時間帯を指定したのであれば、業者は「14時01分」に来るかもしれないし「15時59分」に来るかもしれません。
同様に「16時~18時」という指定であれば「16時01分~17時59分」の間に業者がやってきます。
だからまあ当然の話ではありますが、もしお客様が「19時~21時」の時間帯を指定した場合は「19時01分~20時59分」のあいだに業者がやってくるということなんですね。
だからそもそもの話、先ほどのようなSNSにおける「夜間配達」関連の発言はまったく的を得ていないわけです。
というわけでここでもう一度、そのSNSの内容を振り返ってみましょう。
「19時~21時に指定したのに19時01分に不在票が入っていた」→ハイ、これは当たり前のことですね。
「何度も19時~21時に指定しているのに毎回19時前半に来る」→これもまた当たり前のことですよね。
でもお客様の中には、いかにも我々宅配業者に非があるかのような書き込みをする方がいらっしゃいます。
そんなこと言われても困るのです。
我々はあくまでも会社のルールに従って「お客様にご依頼いただいたサービス」を提供しているわけですから。
【宅配業者の覚悟】あわよくばの時間指定には鉄拳制裁を!現役ドライバーの嘆き、あなたの胸は痛みませんか?
悪いのは業者ですか?それとも…
まず最初にご理解いただきたいのは、その指定をしているのは何を隠そう「お客様自身」ということです。
いかなる見解の違いはあれど、その時間帯を指定したのがお客様である以上、我々はその時間帯を守ります。
それが我々の「仕事」だからです。
だからこそ、時間帯指定をいただいたのにご不在だった時の「ショック」というのは相当なダメージです。
恋人や友人と待ち合わせをしていたのに、当日にドタキャンどころか連絡ナシですっぽかされたような気分です。
時間指定を利用するということは「人と約束をする」ということです。
当然ながら約束を守れない方と「良い関係」を築くことはできません。
なにとぞご理解くださいませ。
【ご協力お願いします】
「午前中」の指定なら9時から12時の間は必ず在宅してください。
「14〜16時」の指定なら14時から16時の間は必ず在宅してください。
「16〜18時」の指定なら16時から18時の間は必ず在宅してください。
「18〜20時」の指定なら18時から20時の間は必ず在宅してください。
— ひろい (@hiroyzero) November 23, 2020
まとめ
というわけでまとめです。
結局のところ19時01分に不在票が入っている理由は「お客様が19時~21時の時間帯を指定したから」です。
実はこの問題、かなり根深いです。
時間帯指定サービスが発売されて早20年以上が経つにもかかわらず、いまだに広く誤解されているのですから。
これを機に一人でも多くの方が「時間指定」と「時間帯指定」の違いについて理解していただければ幸いです。
最後にもう一度書いておきます。
「時間帯の指定」はピンポイントの「時間の指定」ではありません!
それでは今回はこのへんで。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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