【宅配雑学】アメリカと中国の宅配事情はご存知ですか?日本が当たり前じゃねえからな!
世界の宅配事情
いわゆるネットショッピングが当たり前となり、宅配を利用する人々は年々増え続けています。
とはいえもちろん、コレは日本だけに限った話ではありません。
インターネットは世界中の誰もが簡単に利用できるネットワークです。
ということは、世界中に「インターネットショッピング」を楽しんでいる人が存在するということですね。
ではそんな「世界の宅配事情」は一体どうなっているのでしょうか?
今回は「世界」に目を向けます。
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日本とアメリカと中国と
僕はかれこれウン十年この業界にいますが、日本以外の宅配事情についてはまったく知りません。
今回は世界の宅配事情を知る良い機会なので、自分自身もしっかりと勉強していこうと思います。
とはいえ世界はあまりにも広い。
いくらインターネットを駆使しても、この広い世界の全ての情報を集めるのはさすがに難しいでしょう。
というわけで今回は僕の独断と偏見により「アメリカ」と「中国」にフォーカスを当てることにしました。
アメリカと中国の宅配事情を知ることにより、我が日本の誇る「宅配サービス」がいかに優れたものかを知ることができると考えたのです。
まずはアメリカからいきます。
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アメリカの宅配サービス
まず最初にお伝えしておきたいのは、日本で当たり前のように提供している無料サービスというのは、アメリカでは「有料サービス」である場合が多いということです。
例えば再配達であったり時間帯指定であったり日時指定または指定日保管であったりですね。
面白いところだと受け取りにサインをもらうとか、大人からサインをもらうなんてものもあります。
日本人である我々からしたら、そんなの無料で当たり前ですよね。
なのになぜアメリカでこのような有料サービスが存在するのかというと、アメリカでは基本的な配達方法がすべて置き配だからです。
最近は日本でも置き配が増えてきましたが、アメリカでは昔から置き配がスタンダードでした。
だからお客様と対面する必要があるサービスは、基本的にすべて有料になってしまうわけです。
数年前にアマゾンが日本で大々的に「置き配」を始めたとき、我々宅配業者は本気で度肝を抜かれました。
というのもそれまでは、日本で置き配は禁じ手だったからです。
それが今ではどうでしょうか?
もちろんコロナの影響があるにしても、ここまで置き配が広がるなんて誰も想像できなかったでしょう。
日本で置き配がスタンダードになるにはもう少し時間がかかりそうですが、それももう時間の問題です。
やはり宅配サービスはつねに変化を続けていくということですね。
では続いて中国をみてみましょう。
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中国の宅配サービス
中国では年間600億個を超える荷物が取り扱いされているそうです。(ちなみに2019年の日本の宅配便の荷物は約44億個でした)
というのも、日本のおとなり中国というのは「世界一の宅配大国」としてすでに世界的に有名なんですね。
ではそんな巨大マーケットにおけるサービスレベルはどうでしょうか?
しかしながら、中国の宅配事情についてはこれといった情報を手に入れることができませんでした。
ただ中国の宅配事情を調べていく上でひとつわかったことは、ここ数年であまりにも急激に荷物が増えすぎたために、現在深刻な人手不足であるということです。
これは言わずもがな、今の日本でもまったく同じことが言えます。
日本でもずいぶんと前から人手不足は叫ばれてきましたが、中国の人手不足問題はさらに深刻なようです。
まあ日本と比べると人口も国土の大きさもけた違いですからね。
そんな中国で日本と同じレベルのサービスを提供するのは不可能です。
また、様々な情報をかき集めていく中で「宅配ロッカー利用は有料」と記事もチラホラみかけました。
これもまた日本とは真逆ですね。
この有料サービスをもし日本で始めたら、大変なことになるでしょう。
あと中国の宅配関連でよく目にしたのが荷物の取り扱いについて。
やはりというか予想通りというか、荷物の取り扱いについてはけして良いとは言えないようです。
外箱の損傷や変形、上下逆さまなんてのは当たり前だそうな…。
なかには「宅配業者がお客様の荷物を無断で開封して荷物の中身を確認する」なんていう記事も。
もし日本でお客様の荷物を勝手に開けたりなんかしたら…訴訟だ保証だ裁判だと大変なことになります。
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まとめ
というわけでまとめです。
まずは今回冒頭で「世界の宅配事情を調べる」なんて言っておきながら、結局はアメリカと中国を調べただけという結果になってしまったこと、この場を借りてお詫びします。
でもこの2大国と日本を比べただけでも、日本のサービスがいかにハイレベルで優れているのかは理解していただけたのではないでしょうか?
皆さんが日本で当たり前のように受けられる無料サービスは、アメリカでは有料であり、日本で当たり前のように思われている荷扱いは、中国では奇跡なのです。
我々人間は何かと比較をすることにより、初めてその「ありがたみ」に気づくことができるのです。
ひとつだけ間違いないのは、日本の宅配サービスの根底にあるのは「おもてなしの心」だということです。
これだけはもう間違いありません。
今回の記事が宅配便の「無料サービス」について考える「キッカケ」のひとつにでもなれば嬉しいです。
それでは今回はこのへんで、最後までお読みくださりありがとうございました!