【宅配雑学】置き配のメリットとデメリット!我々が置き配を強くおすすめする理由!
置き配のメリットとデメリット
宅配業者とは切っても切れない悩みのひとつが「再配達問題」です。
配達で伺った際にお客様がご不在の場合、ご不在連絡票を投函して荷物を持ち帰らなければなりません。
ご不在連絡票に気がついたらすぐに連絡をくれるお客様ばかりなら良いのですが、いつまでたっても「連絡をくれないお客様」もいます。
そういう「連絡をくれないお客様」の荷物さえ、我々は何度も何度もお伺いしなければなりません。
お客様から連絡がくるのをジッと待っていたら、いつまで経っても荷物が減っていかないからです。
仕事だとわかってはいるものの、かなり面倒だし時間の無駄です。
だからこそ、荷物は一回で配達してしまいたいというのが本音です。
そんななかEC業界の最大手「アマゾン」さんが、画期的な新しい宅配サービスを始めました。
それが「置き配サービス」です。
この「置き配サービス」は我々ドライバーからすると、本当に斬新で画期的な新しいサービスでした。
何事にもメリットとデメリットは共存しますが、この「置き配」に関しては断然メリットの方が多いです。
今回はこの画期的な新サービス「置き配」について考察していきます。
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そもそも置き配とは?
置き配とは、お客様が事前に指定した場所に「非対面」でお荷物を配達する(置いてくる)サービスです。
現在では多くの会社が置き配サービスの正式運用に向けて準備を進めていますが、最初にこのサービスを大々的に運用したのは、なんだかんだ言っても「Amazon」でしょう。
今回は「Amazon」の置き配サービスを例に、くわしく見ていきます。
Amazonの場合はオンラインで商品を購入後、スマホまたはパソコンに発送通知メールが送られます。
そこで置き配を指定すれば、たとえ不在でも指定場所に荷物を置いていってくれるというわけですね。
ちなみにAmazonの「置き配指定可能場所」は以下の通りとなります。
・車庫内
・玄関前
・宅配ボックス
・ガスメーター
・自転車のカゴ
・マンション管理人
指定場所に荷物が置かれた時点で、荷物とその周辺を撮影した画像がお客様のスマホに送られます。
これが安心感に繋がるわけですね。
実は僕もプライベートではAmazonを利用するのですが、置き配サービスは本当に便利で助かってます。
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置き配のメリットは?
では続いて「置き配サービス」のメリットをみていきましょう。
今回は「お客様側」と「宅配業者側」の両視点から、それぞれのメリットを考察していきます。
【お客様のメリット】
・在宅する必要がない
・自分の時間を邪魔されない
・再配達の必要がない
・非対面で荷物を受け取れる
まずはお客様側のメリットを、思いつくままに書き出してみました。
こうやって少し考えただけでも、たくさんのメリットがありますね。
今の時代「時間」は貴重です。
時間をお金で買うこの時代に、時間に縛られる「生き方」や「ライフスタイル」はオススメできません!
置き配を利用すれば、いつだって自分の時間軸で行動できます。
もちろん感染予防にもなりますね。
では続きまして、宅配業者側の「メリット」をみていきましょう。
【宅配業者のメリット】
・自分のタイミングで動ける
・在宅確認の必要がない
・再配達の心配がない
・余計な連絡がこない
・非対面で感染予防になる
こちらもメリットは多いです。
我々ドライバーはつねに時間に追われているため、置き配が広まれば集配作業はかなり楽になります。
もちろん感染予防もできますね。
ではこの調子で引き続き「デメリット」の部分も見ていきましょう。
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置き配の「デ」メリットは?
こちらも「お客様」と「宅配業者」それぞれの視点で見ていきます。
【お客様のデメリット】
・盗難のリスクがある
・雨に濡れる可能性がある
大変申し上げにくいのですが、盗難のリスクはゼロにはできません。
それはこの世から犯罪がなくならないのとまったく同じ理由です。
ただこれまでに、荷物が盗まれたという話は聞いたことがありません。
もし荷物が盗まれたとしても、街中にある防犯カメラを確認すれば犯人が捕まるのは時間の問題でしょう。
今やありとあらゆるところに防犯カメラが設置してありますからね。
心配し過ぎる必要はありません。
また、雨の日に「安全な場所」が確保できない場合は、我々の判断でいったん荷物を持ち帰ります。
だから玄関先に置かれた「荷物」が雨ざらしになる、ということもまずありえませんのでご安心ください。
【宅配業者のデメリット】
・配達した証明ができない
・荷物が紛失した際の保証
続いて宅配業者のデメリットです。
ただこれらのデメリットはあくまでも「万が一」盗難に遭い荷物が紛失してしまった場合です。
先ほども言ったように、そのような事例は今のところまだありません。
それでもどうしても心配ということであれば、やはり「宅配ボックス」の設置をオススメしております。
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個人的には・・・
現役ドライバーの本音を言わせていただくのであれば、置き配サービスについては大賛成です。
だって我々宅配ドライバーからしたらメリットしかありません。
先ほども述べたように、置き配指定して荷物がなくなったという話は今のところ聞いたことがありません。
もちろん悪だくみをする人間はいつの時代にも必ずいるので、100%のお約束をすることは不可能です。
でもそれは、普通に生活をしていればどうしようもないことなのです。
もちろん用心に越したことはありませんが、心配しすぎてチャンスを逃すことにもなりかねません。
ようく考えた上でご判断ください!
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まとめ
というわけでまとめです。
ネットショッピングの普及やフリマアプリの躍進により、宅配の荷物はここ数年で増え続けております。
とはいえその受け皿となる「ドライバー」の数はというと、まだまだ十分とは言い切れないのが現状です。
ただ今後も「置き配サービス」はどんどん増えていくことでしょう。
もちろん整備しなければならない点はいくつかありますが、この流れはさすがにもう止められません。
今のうちに「置き配」に慣れておくのか、ドライバーが荷物を持ってきてくれるのを家でジッと待つのか?
この記事が置き配について考える、始めるキッカケになれば幸いです。
それでは今回はこのへんで、最後までお読みいただきありがとうございました!