【宅配お悩み相談室】差し入れをもらったら嬉しいですか?もちろん嬉しいに決まってます!
差し入れとは?
皆さんは「差し入れ」と聞くと、どのようなものを思い浮かべますか?
食べ物や飲み物をイメージする人もいれば、なかには雑誌やゲームをイメージする人もいることでしょう。
【差し入れとは】
①拘置・留置されている者に、外部から食べ物や必要な品物を届けること。また、そのもの。
②ねぎらいのために飲食物などを届けること。また、そのもの自体のこと。
我々がお客様から「差し入れ」を頂く時は、同時に「ねぎらいの言葉」をかけていただくことが多いです。
あくまで我々は仕事をしているだけなのですが、そういったお客様の心遣いというのは本当に嬉しいものです。
そんな心のやさしいお客様からいただくものに「良いも悪いもない」わけですが、中には正直「え…?」と思うものも少なくはありません。
今回は差し入れとして「もらったら嬉しいもの」と「もらったら困るもの」をご紹介していこうと思います。
【宅配業者の本音】こんなお客様は神様です!現役ドライバーが語る、当たり前のことを当たり前にできますか?
もらったら嬉しいもの
まずは「もらったら嬉しいもの」からご紹介していきましょう。
もちろん季節によって内容は変わりますが、今回は「夏にもらったら嬉しいもの」をご紹介していきます。
ペットボトルの飲料水
アルコール飲料
栄養ドリンク
いろいろなお菓子
季節の野菜や果物
さらに詳しくみていきましょう。
ペットボトルの飲料水
夏はやっぱりたくさん汗をかくので、キンキンに冷えた飲み物をいただけるともうめちゃくちゃ嬉しいです。
多分これは日本全国津々浦々、どの宅配ドライバーにも喜ばれる「魔法の差し入れ」ではないでしょうか?
ただ飲み物とはいっても、ペットボトルに入っている飲み物もあれば、缶に入っている飲み物もあります。
まあどちらをいただいても基本的には嬉しいのですが、しいて言うならやはりペットボトルの方が助かります。
もちろん保存ができるからですね。
たまに凍らせたペットボトルをくださるお客様もいらっしゃるのですが、猛暑の日などは本当に助かります。
飲み物の中ではやはり「お水」か「お茶」が断トツで多いのですが「炭酸飲料系」もけっこう多いです。
夏場の炭酸は特に嬉しいですよね。
他にもスポーツ飲料やジュース類など様々ですが、どのドライバーにも無難なのはやはり「お水」でしょうか。
なぜなら我々は夏場になると、おそろしく大量の「汗」をかきます。
水分を体の中に入れるのはもちろんですが、営業所で頭から水をかぶって熱を冷ます者も少なくはありません。
現場ではずっと汗をかき続けるため、自然と体温が上がってしまうのです。
そういう時もし手元に「お水」があれば、頭にかけたり腕にかけたりして体を冷やすことができますから。
だからやっぱり「お水」は最強です。
アルコール飲料
そんなお中元の中でも特に多いのは、やはりデパートや百貨店などで売られている「詰め合わせギフト」です。
その中でも特に人気なのが「人気ビールの詰め合わせ」となります。
毎年のようにお中元が届く常連のお客様になると、びっくりするぐらいの「お中元ビール」が連日到着します。
そういうお客様のお宅に行くたびに「おすそわけ」をいただくのはここだけの話にしておいてください。
栄養ドリンク
栄養ドリンクもよくいただきます。
肉体疲労時の栄養補給としては、昔からある定番のアイテムですね。
ただ栄養ドリンクと言っても、じつは値段も種類もピンキリなんです。
高額なものだと数千円以上します。
もちろんよくいただくのはコンビニで購入できるものが多いですが、たまにものすごく高額で、それはもう立派なモノをいただくことがあります。
そのような高額な栄養ドリンクは、できるかぎりお控えください。
なぜなら我々ドライバーは、夏場にかなりの量の水分を摂取します。
たとえ高額な栄養ドリンクでも、まるでお水のように飲んでしまうのです。
これではせっかくのご好意も「水に流れてしまう」というわけですね。
どうか高額なドリンクはお控えいただきますようお願いいたします。
いろいろなお菓子
スナック菓子やチョコレートなんかも差し入れとしては定番ですね。
夏に限らず一年を通して考えてみると、お菓子の登場率は断トツで一位といっても過言ではありません。
ほんとうにいろいろなお菓子をいただくのですが、多いのはやっぱり「アラレ」や「おせんべい」などでしょう。
ひと昔前であればもらったお菓子を美味しくいただきながらハンドルを握ることもあったのですが、最近では「社内ルール」により、運転中の飲食というのは一切できなくなりました。
これは道交法の改正による影響です。
【宅配業者のお願い】ながら運転あおり運転はもうやめて…現役ドライバーが語る、交通ルールは守りましょう!
とはいえやっぱり、スナック菓子やチョコレートの差し入れは助かります。
なんだかんだ言っても忙しい時はお昼を食べる余裕がありませんし、買い物をする時間すらないのが実情です。
自分のタイミングで食べられる「食べ物」が手元にあるだけで、かなり安心感が増すというのは事実です。
季節の野菜や果物
最後は季節の野菜や果物です。
個人的には一番好きな差し入れです。
物流の仕事をしていると、季節によって「旬の野菜」や「旬の果物」が日本全国から送られてくるわけです。
最近では荷物のかなりの割合を「通販商品」が占めていますが、まだまだ田舎から送られてくる「採れたて野菜」や「旬の果物」も少なくありません。
そういう品々をみたり配達したりするたびに、季節の変わり目を感じます。
その時期にしか食べられない野菜や果物をいただけるのは「日本人に生まれてよかったなあ」と思える瞬間です。
これこそが物流の仕事に携わる醍醐味のひとつではないでしょうか。
というわけで以上が「夏場にもらったら嬉しいもの」となります。
【宅配雑学】新米をおくる時の注意とお願い!現役宅配ドライバーが語る、電話番号はかならずご記入ください!
もらったら困るもの?
まずは誤解のないようにもう一度言わせていただきますが「基本的には何をいただいても嬉しい」ものです。
その「気持ち」が嬉しいのですから。
とは言っても、やっぱり「もらったら困ってしまうモノ」もあります。
けして多いわけではありませんが、ここで少しご紹介していきましょう。
食べかけのお菓子
賞味期限切れのパン
手作りのオニギリやイナリ
田舎の庭で採れた大量の根菜
ご自宅のコップで出された飲み物
パッと思いつくもの、過去にもらったことのあるものを並べてみました。
バリエーションに富んだ内容ですね。
とはいえ何度も言わせていただきますが、差し入れはすべて「お客様が自発的にしてくださる善意」です。
けしてお客様に悪気はありません!
ということもあり、これらについての詳細は控えさせていただきます。
どんなものであろうとも「差し入れ」は嬉しいというのは、けして嘘でもなんでもなく本当の気持ちです。
とはいえ人間である以上、育ってきた環境による好き嫌いは否めません。
いつも差し入れをくださる皆さん、本当にありがとうございます!
【宅配業者の叫び】一人暮らしの子供に荷物を送るときは事前連絡を!現役ドライバーが語る、親の心子知らず!
めずらしい差し入れ
これは差し入れといって良いのかはわかりませんが、実はお客様より「お年玉」をいただいたことがあります。
もちろん最初は丁重にお断りさせていただいたのですが、最終的には「押し」に負けていただきました。
諸先輩からウワサでは聞いたことがあったのですが、本当にこんなことがあるのか…と非常に驚きましたね。
あのお客様のことは忘れません!
今でも良き思い出のひとつです。
笑顔で「ありがとう」と言ってくれるお客様が好きです。「大変だろうけど頑張ってね」と労いの言葉をくれるお客様はもっと好きです。お名前を確認しても無言で頷くだけで一言も喋ろうとしないお客様が嫌いです。自分で時間指定をしたくせにその時間に家にいないお客様はもっと嫌いです。#宅配便
— ひろい (@hiroyzero) December 10, 2020
まとめ
というわけでまとめです。
何度も何度もしつこく言わせていただきますが、基本的には「なにをもらっても嬉しい」というのは本当です。
だからもし「ドライバーさんに差し入れでもしてあげたいな…」なんて思っていただけたのであれば、なにも深く考える必要などありません!
そう思っていただいただけでも、もう十分にありがたいことなのです。
ただ無難な差し入れであれば、ペットボトルの「水」で間違いありません。
先ほども言ったように「ペットボトルの水」は飲むだけでなく手を洗ったり頭を冷やしたりもできますからね。
夏になると我々ドライバーは、毎日3リットルから4リットルぐらいの水分をほぼ毎日のように摂取します。
夏場は特に「お水」がオススメです。
どうかよろしくお願いいたします!
それでは今回はこのへんで。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!