【宅配業者のホンネ】どんなお客様が神様ですか?当たり前の事が当たり前にできる人です!

お客様は神様ですか?

サービス業界を長らく苦しめてきた魔法の言葉「お客様は神様です」については前回の記事でも触れましたが…

「お客様は神様ではありません!」

たとえお金を払っているからといって、サービスを提供する側に何を言ってもよいわけがないのです。

たまにレストランなどでスタッフに高圧的な態度で接している人を見かけますが、アレは本当に良くないですね。

一度でも「サービスを提供する側」に立ったことのある人間であれば、あのような行為は絶対にしないはずです。

もちろん僕は「サービスを提供する側」の人間なので、そういった行為や行動をしたことは一度もありません。

これは個人的な意見ですが「お客様」とは「お金を払ってサービスを受ける権利を得た人」だと考えています。

その「サービス」を活かすのも殺すのも、つまるところは「お客様次第」なのではないかと思うわけです。

少しわかりやすい例で言うと、たとえばディズニーランドに入るためにはもちろん入場料が必要ですよね?

ただ入場料を払って園に入ったからと言って、目的もなくジッとしていたとしたら楽しくもなんともありません。

アトラクションに乗ったりショッピングを楽しんだり、自分から「動く」ことによってはじめてそのサービスを満喫できるのではないでしょうか?

自分からは何もせずただ自分の求めるサービスを要求するのは、やっぱり少しズレているような気がします。

そもそも世界的にみれば、日本人の接客やサービスはかなり丁寧でレベルが高く、世界に誇れるものなのです。

なぜ「おもてなし」の文化があれほど世界的に認められたのか、もういちど胸に手を当てて考えてみてください。

我々は日本に生まれた瞬間から、かなり高水準のサービスをそれこそ当たり前のように受けているのです。

その事実こそが、誤解を生んでしまっているのかもしれませんね。

それでも納得できない人は、一度海外のサービスを受けてみてください。

人間は他と比べることでしか本当の良さに気づくことができませんから…。

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こんなお客様は神様です!

宅配の仕事を続けていると、本当にいろいろなお客様に遭遇します。

従業員に文句ばかり言ってくるお客様もいれば、いつも優しい言葉を投げかけてくれるお客様もいるわけです。

そんな優しい言葉を投げかけてくれるお客様のことを、我々は陰で「あのお客様は神様だ」なんて言っています。

今回はそんな神様をご紹介します。

ちゃんと挨拶をしてくれる神様

笑顔で受け答えをしてくれる神様

いつも「労い」の言葉をくれる神様

いつも「差し入れ」をくださる神様

瞬時に「空気」を読むことができる神様

ちゃんと挨拶をしてくれる神様

我々ドライバーは玄関でお客様と対面した際に、まずは挨拶をします。

午前中であれば「おはようございます」午後であれば「こんにちは」「こんばんわ」といった感じですね。

中にはいきなり「宅配便でーす」なんていうドライバーもいるようですが、個人的には一度「クッション」をいれるべきではないかと思います。

だって知らない人からいきなり話しかけられたら警戒しちゃいますよね。

まあとにかく、まずは「挨拶」から入るわけですが、これをただ返してくれるだけで本当に気持ちが良いです。

やっぱり挨拶は排泄より大切です。

笑顔で受け答えをしてくれる神様

挨拶を交わした後は届いた荷物の住所とお名前の確認をさせていただくのですが、この時も笑顔で対応してくださるお客様は気持ちが良いものです。

寝起きなのかまだ寝ているのかは知りませんが、ブスっとした顔で対応されたらやっぱり気持ち良くはないです。

もちろん我々はお客様の希望時間ジャストにお伺いできるわけではありませんし、それはさすがに不可能です。

なかにはお客様の寝ている時に伺ってしまうこともあるでしょう。

そんな時はお互いのためにも、無理せず「置き配」をご指定下さい。

玄関のドアやインターホン越しに「置き配」をご指定いただければ「荷物の受け渡し」の必要はありません。

ひと言「そこに置いておいてください」と言っていただければ、お互いイヤな気持ちにならずに済みますので。

いつも「労い」の言葉をくれる神様

とはいえ「宅配便」の荷物の受け渡しなんていうものは、平均してみればほんの数十秒といったところです。

一日が二十四時間と考えれば、本当に本当に一瞬の出来事なのです。

それでもやっぱり、そんな一瞬の触れ合いでさえ、お客様から「労い」の言葉をいただければ嬉しいものです。

「暑いのに大変ですね。ご苦労さまです」なんて言われると「よし、このあとも頑張ろう」なんて思えますよね。

いつも「差し入れ」をくれる神様

これはもう言わずもがな、どう考えたって嬉しくないわけがありません。

以前「別の記事」でもご紹介させていただきましたが、基本的には何をいただいてもやっぱり嬉しいものです。

暑い日には冷たい飲み物、寒い日にはあたたかい飲み物を用意してくれるお客様はやっぱり「神様」なのです。

差し入れをもらって嬉しくないドライバーなど、僕のまわりにはいません。

神様、いつもありがとうございます。

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瞬時に「空気」を読むことができる神様

最後にこちらはちょっとレベルの高い、本当に神様レベルのお客様です。

上記に挙げたようなことは当たり前で、さらに変化を入れてくるお客様。

たとえばいつもは他愛もない与太話ばかりしているのに、忙しい時期には無駄話を一切しないで黙って差し入れを持たせてくれるようなお客様です。

いわゆる気遣いの高いお客様ですね。

そんなお客様は本当にもう心から「神様」と呼ばせていただいてます。

いつもお気遣いいただきまして、本当に本当にありがとうございます。

まとめ

というわけでまとめです。

このようにいろいろと挙げてみると、ただ「当たり前のこと」がちゃんとできるお客様ばかりなんですよね。

当たり前のことが当たり前にできる人は、もうそれだけで神様なんです。

もちろんそれらの行為をお客様に求めているわけではありません。

あくまでもこれは、現役宅配ドライバーのただのひとり言ですから…。

というわけで今回はこのへんで。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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