【宅配お悩み相談室】雨の日の配達はどうなるの?雨だからって特別なことは何もしません!
雨の日の配達事情
今や宅配サービスは「我々の生活を支えるライフライン」と言ってもけして過言ではないでしょう。
いかなる天変地異が起きても、荷物が届かない日はありません。
毎日毎日この日本のどこかで、誰かが利用しているわけですね。
だからこそ、宅配ドライバーに「盆暮れ正月休み」はありません。
それこそ1年365日、年中無休で配達しているというわけです。
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記憶に新しいところでは東関東大震災や未曽有の大型台風の時でさえ、我々は集配をしていました。
最近では「コロナによる緊急事態宣言」下においても、我々の業務が止まることはありませんでした。
それだけ毎日毎日宅配業務をやっていても、やはりできれば仕事をしたくない日というのはあります。
それはズバリ「雨の日」です。
今回は雨の日の宅配便について、ドライバー目線でご紹介します。
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雨の日の荷扱いは?
先ほども述べたように、宅配便は1年365日ほぼ年中無休です。
たとえ雨が降ろうと槍が降ろうと、業務が止まることはありません。
もちろん雨や雪による遅延が発生することはありますが、悪天候で業務停止することはありません。
だから少しぐらいの雨であれば、何事もなく通常通りとなります。
少しぐらいの雨であれば「荷物」を特別扱いすることなどありません。
普段の荷扱いとまったく同じです。
お客様の中には「雨の日は荷物に雨避けカバーをかけてくれる」とか「荷物が濡れないように雨の日は自転車での稼働はしない」なんて思っている方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
何故なら「雨が降ろうと槍が降ろうと、その日に到着する荷物量はいつもと大して変わらないから」です。
いつもと同量の荷物を配達しなければならないのに、雨だからって特別な荷扱いをする余裕はないのです。
基本的にはギリギリの人数で回すので、つねに時間に追われています。
だからよほどの豪雨でもない限り、荷扱いはいつもと同じです。
くれぐれもご了承ください。
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豪雨だったらどうするの?
もちろん豪雨となれば話は別です。
我々はお客様の荷物が極力濡れないように、それぞれが独自に何かしらの対策をしています。
トラックから荷物を出すたびにビニールをかけて集配をする者もいれば、あきらめて「雨が止むまでは作業をしない」という者もいます。
そのやり方は本当に様々です。
なぜなら会社から「雨の日はこうしなさい」というマニュアルを与えられているわけではないからです。
とはいえこれは仕方がありません。
エリア特性があるからですね。
ただ先ほども述べたように、たとえ豪雨であろうと到着する荷物量が変わることはありません。
そうなるとやはり「遅延」です。
豪雨の日は荷物が濡れる可能性が高いだけでなく、遅延する可能性も高いということはご理解ください。
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とはいえ天変地異だから…
もちろんお客様としては荷物を濡らしてほしくないでしょうし、我々も荷物を濡らしたくはありません。
ただ天変地異に関しては、こればっかりはもう「お手上げ」です。
だって我々「人間」のコントロールできることではありませんから。
だから我々は雨が降れば雨の中で作業するしかないし、雪が降れば雪の中で作業するしかないのです。
荷物が濡れて喜ぶ者はいません。
ワザと荷物を濡らす者もいません。
これだけはどうかご理解ください。
ちなみに遅延に関してあまり知られていないマメ知識をひとつ。
お客様に無料で提供している日時指定や時間帯指定サービスは、あくまでもお届け希望日とお届け希望時間帯であり、けして指定日や指定時間というではありません。
厳密に言えば荷物の到着が間に合わなかったとしても、その責任を問うことはできないのです。
ましてや天変地異が絡んでくれば、なおさら保証なんてできません。
もし手元に宅配業者の発行している伝票があるのであれば、今一度スミからスミまでよくご覧ください。
お届け”希望”日やお届け”希望”時間帯の文字以外にも「交通事情等により…」と書いてあるはずです。
よろしくお願いいたします。
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まとめ
というわけでまとめです。
現時点では人工的に雨を降らせたり止めたりすることはできません。
さらに人工的に荷物量をコントロールするということもできません。
だから現時点で我々にできることは「雨が降ろうが雪が降ろうが配達に伺います」ということだけです。
とは言え「無事に届くかどうか?」はさすがに断言できません。
それは「明日は雨が降りますか?」と聞かれても、現時点ではけして断言できないのと同じことですから。
それでは今回はこのへんで。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!