【宅配お悩み相談室】土日祝日はお休みですか?宅配サービスは基本的に年中無休です!

宅急便は年中無休です!

この仕事をそれなりに長く続けているとたまに聞かれるのが「土日祝日はお休みですか?」という質問です。

すでにご存知の方も多いとは思いますが、現在「宅急便は年中無休」です。

雨が降ろうと槍が降ろうと、物流システムが止まることはありません。

とはいえサービス開始当初から、年中無休だったわけではないのです。

では宅急便はいつから「年中無休」のサービスを始めたのでしょうか?

今回は「宅急便のお休み事情」について、ご案内しようと思います。

いつから年中無休なの?

宅急便が年末年始の営業を始めたのは「1996年12月」のことでした。

今から約25年前のことですね。

それまでは1年のうち何日かは「定休日」を設けていたというわけです。

とはいえ当時の宅急便は、とにかく革新的なサービスを次から次へと打ち出して、大きな成長を続けていました。

そんな中での365日営業開始です。

これを機に、宅急便は取扱う荷物のレパートリーを確実に広げました。

今となっては年末年始の定番商品のひとつとなっている「おせち料理」などは、その代表とも言えるでしょう。

年中無休の是非はともかく、宅配サービスが大きくなる過程においては当然の流れだったのかもしれません。

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現役ドライバーのお休み事情は?

僕はこの仕事について早10年以上ですが、思い返してみれば「正月休み」を取得したことがありません。

最近では正月休み自体がなくなりかけていますが、とにかく正月にまとまった休みを取った記憶がないのです。

もちろんお正月は稼働コースを絞るため、営業所のドライバー全員が出勤するというわけではありません。

事前に休み希望を出しておけば、うまくいけばお正月の3日間を連続で休むことだってできなくはないでしょう。

ただ僕はこの仕事を始めてから、盆暮れ正月に休みをとるのは諦めました。

理由はものすごく簡単で「とは言っても年末年始ぐらいは休みたい」という先輩方がたくさんいたからですね。

大手宅配業者の宅配業務は「お正月ぐらいはゆっくり家で過ごしたい」人には向いていないのかもしれません。

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とはいえ休みの多い仕事です!

年末年始でそんな感じだと、普段からまともに休みが取れないのでは?なんて思われるかもしれませんが、実は平月の「休み」は普通の会社員と同等か、もしくはやや多いぐらいです。

月単位で言うと平均9~10日(有給込み、もちろん営業所によって変わります)はお休みがいただけます。

週単位で考えたら「週休2日」もしくはそれ以上ということですね。

さらに出勤する日も「交番制」があるため、午前中で仕事が終わる日もあれば午後から仕事の日もあるわけです。

なぜ交番制をとるのかというと、単純に我々が1日の仕事をすべて1人でこなそうとした場合、1日の労働時間が12時間を超えてしまうからです。

だからこそ、普段から「交番制」を取りいれているというわけですね。

公休日数や労働時間というのは【法律】で決められていることです。

この【法律】で決められている部分を守っていない会社が、いわゆる「ブラック企業」と認定されるわけです。

実際のところ、これはけして運送業に限った話ではないとは思いますが、ほんの少し前まで日本には「ブラック企業」と呼ばれる会社が当たり前のようにたくさん存在していました。

僕が今所属している会社さえも、入社したてのころはそんな感じでした。

数年前までは毎年毎年「法定労働時間は絶対に守れ!」なんて言いながらも結局のところ最終的に時間がオーバーしてしまい「やむをえず○○する」なんてことがよくありましたから。

それがここ数年は「やむをえず〇〇する」は完全になくなりました。

今現在、ドライバーの公休と労働時間は非常に厳しく管理されています。

だからこそ「交番制」を設けたり、毎月の公休にうまく「有給」を組み込んで調整しているというわけですね。

https://twitter.com/hiroyzero/status/1339104212592955392?s=21

まとめ

というわけでまとめです。

今回は「365日営業と現役ドライバーのお休み事情」をまとめてみました。

まだまだ記憶に新しいところではありますが、今年は史上最大級の台風により営業を停止した日がありました。

長年この業界にいるとよくわかるのですが、あれはかなりの「大英断」だったのではないかと思います。

もちろん従業員の人命にかかわってくることですし、交通網が止まってしまえばどうすることもできません。

とはいえ「営業」自体を停止するだなんて、ひと昔前の「宅配業界」からはとても考えられないことでした。

過去の先輩の方々は、それぐらい強い「信念」と「誇り」をもって宅配という仕事をされていたからです。

雨が降ろうが槍が降ろうが、基本的に物流が止まることはありません!

どうか頭にいれておいてください。

というわけで今回はこのへんで。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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