【宅配繁忙期】どんなに忙しくても安全第一!現役ドライバーの発見、心に余裕を持つということ!

2020年12月22日宅配,宅配お悩み相談室,宅配業者の○○,宅配雑学

とある月曜日のお話

宅配便は「曜日」によって、荷物量や作業の比重が微妙に変化します。

土曜日は荷物が多かったり、休み明けは荷物が少なかったりするわけです。

一週間の中でも特に「月曜日」というのは、配達の荷物が少ない曜日です。

日本ではまだまだ土日を休みにしている会社やお店が多いからですね。

今回は繁忙期中の「とある平和な月曜日のお話」をしたいと思います。

心に余裕をもつということ

その日も平月に比べればまだまだ荷物は多かったものの、前日までと比べればあきらかに荷物は少なめでした。

ここ数日間は平月と比べて約2倍近い荷物が到着していたのですが、この日は平月よりほんの少し多いぐらい。

朝から気持ちに余裕ができました。

じつは宅配の仕事は、当日出勤するまでその日どれぐらいの荷物が到着しているのか知ることができません。

最近では前日にある程度の個数まで把握できるようになりましたが、まだまだその「精度」は高くないのです。

結局その日の朝にならないと、完全に数を把握することはできません。

だからこそ「数字」だけを追って業務改善したり人員整理したりしても、なかなかうまくいかないわけですね。

まあなにはともあれ、この日は本当に久しぶりにココロに余裕をもって作業に取り組むことができました。

そこで気がついたいくつかの点を、ご紹介していきたいと思います。

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サービスの変化

心に余裕ができたことによる様々な変化の中で、自分でも一番強く感じたのは「お客様への対応」の変化です。

この日の僕は朝から晩までずっと穏やかな表情で、すべてのお客様に笑顔で対応することができました。

なんせ繁忙期に入ってからこの日にいたるまで、お客様の前でちゃんと笑うことすらできませんでしたから。

積み込み中も運転中も配達中も、頭の中ではつねに「いかに今日一日を乗り切るか」ばかり考えていました。

お客様に荷物を手渡しする瞬間ですら、頭の中ではもう次の配達先のことを考えているような状態でした。

もちろん接客業(サービス業)としてはあってはならないことですね。

ただそれぐらいしないと配達しきれない荷物量が到着していたわけであり、それぐらいしないと到着した荷物をすべて配達しきれなかったわけです。

最近では「当日に配達しきれない荷物は翌日にまわしていい」なんていう上層部からのお達しも極秘裏にでておりますが、お客様にしたらそんなことは知らないし関係ないですからね。

公式なアナウンスでもあれば話は別ですが、コチラの都合でそんな決定をするってのは疑問でしかありません。

ちょっと話が脱線してしまいましたが、とにもかくにもこの日は朝からそれぐらい余裕があったわけです。

だからこそ、お客様と他愛もない会話のキャッチボールができました。

お客様からの質問にもしっかりと笑顔で対応することができました。

ここ数日はやっぱり笑えていなかったし、お客様とちゃんと向き合えてさえいなかったことに気がつきました。

もちろん宅配はサービス業です。

お客様あってこその仕事です。

もしもココロに余裕がなければ、良い接客などできるはずがないのです。

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安全の変化

さらにもしココロに余裕がなくなれば、事故の確率もグンと上がります。

事故の原因の多くは「焦り」や「不注意」や「確認不足」からです。

平月ですら少し荷物が多いだけで焦ったり慌てたりしてしまうのに、繁忙期中は毎日がそんな状態なのです。

取り扱う荷物は約2倍ですからね。

いくら「焦るな」とか「慌てるな」とか外野から言われても、現場からしてみれば到底無理な話なのです。

人間という生き物は焦れば焦るほど、いつもであれば絶対にしないようなミスや事故を起こしてしまうものです。

先ほども述べたような心理状態でずっと作業をしていれば、どうしても注意力は散漫になってしまいますよね。

とはいえもし万が一事故を起こしたら、それは「すべて自己責任」です。

もちろん会社にも迷惑をかけますが、我々がもっとも恐れるのは一緒に働く仲間に迷惑をかけてしまうことです。

事故を起こせばしばらくのあいだ、もしくは半永久的に「降車処分(トラックに乗れなくなる)」となります。

そうなると自分の空けた「穴」を埋めるために、自分のまわりの仲間たちに間接的に迷惑をかけるわけですね。

もちろん誰も事故は望んでいません。

ただ望む望まないに関わらず、予告なしに起きるのが「事故」です。

運転中ココロに余裕があれば、広くおおきな視野で回りの状況を確認し、つねに正しい判断ができるでしょう。

運転中ココロに余裕がなければ、狭く小さな視野でしか物事が見えず、つねに正しい判断ができなくなります。

普段なら絶対に見逃さないような電柱やポール、飛び出してくる子供などに気がつけなかったりするのです。

だからこそ、どれだけ忙しくても気持ちに余裕を持つようにして下さい。

どれだけ忙しくても、安全だけは絶対におろそかにしないでください。

どうぞよろしくお願いいたします。

まとめ

というわけでまとめです。

結局のところ僕が言いたかったことは「どんなときでも心に余裕をもちましょう」ということです。

心に余裕がなければ良いサービスを提供することもできないし、安全運転に取り組むことだってできません。

もちろんこれは宅配業のみの話ではなく、たとえどんな仕事であろうと大切にしなければいけないことです。

スポーツなんかでもよく「肩に力が入りすぎていると良いパフォーマンスができない」なんて言いますよね。

肩の力を抜いてリラックスした状態を作りだすことが、良いパフォーマンスにつながるというわけです。

この記事があらためて「サービス」や「安全」について考える良いキッカケにでもなればうれしく思います。

それでは今回はこのへんで。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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