【宅配繁忙期】遅延や未着は当たり前?現役ドライバーの暴露、繁忙期の時間指定はお約束できません!

2020年12月3日宅配,宅配お悩み相談室,宅配業者の○○,宅配雑学

宅配業界繁忙期に突入!

突然ですが皆さん「繁忙期」という言葉を聞いたことはありますか?

繁忙期とは「普段に比べると圧倒的に仕事量が増えて、毎日毎日ものすごく忙しい日々が続くこと」です。

一般的には年度末にあたる「3月」や新しい門出となる「4月」あとは「月末月初」などが当てはまります。

我々宅配業界の場合は、お中元の「7月」と、お歳暮の「12月」がまさにその繁忙期に当たります。

とはいっても、繁忙期というのは毎年必ずやってくるわけです。

事前に準備をしたり、その対策を練ることは充分にできるはずです。

にもかかわらず、必ずと言っていいほど荷物の「遅延」や「未着」が発生するのは一体なぜなのでしょうか?

今回は「繁忙期に荷物が遅れてしまう理由」について解説していきます。

急激な荷物量の増加

荷物が遅れる原因といえばやはり「急激な荷物量の増加」でしょう。

実は我々ドライバーが一日に取り扱う荷物量というのは、ここ数年「右肩あがり」に増え続けています。

ネットショッピングという「とても便利で画期的なサービス」は、すでに我々の生活の一部となりました。

ネットショッピングの利用者は、今後もさらに増え続けていくでしょう。

今年の繁忙期はアマゾンのスーパーセールが重なったこともあり、初日から大コケのスタートとなりました。

繁忙期はただでさえ荷物が一気に増えるのに、さらにアマゾンの「セール商品」が上乗せされたというわけです。

ただこれはけして「アマゾンのセール」に限った話ではありません。

最近ではどの「ECサイト」も、年に数回は「セール」を開催しています。

それらの「セール」による荷物量の影響は、けして馬鹿にはできません。

アマゾンや楽天が「セール」を開催するたびに、我々ドライバーの取り扱う荷物量は一気に増加するのです。

確実に荷物が増えることがわかっている繁忙期にわざわざ開催される「スーパーセール」は、間違いなく未着や遅延を引き起こす原因のひとつです。

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仕分けが追いつかない

繁忙期に荷物が送れる原因として、避けては通れないのが「仕分け」です。

宅配便は「商品を積んだトラックがそのままお客様の自宅にお届けする」なんていう単純な話ではありません。

ネットで購入した商品がお客様の自宅に届くまでの間には、何度も何度も「仕分け作業」が行われます。

たとえばコンビニ等で発送された荷物は、いったん営業所で「おおまかな行き先」ごとに「仕分け」られます。

その「おおまかに仕分けられた荷物」は各都道府県にある【大型拠点(以下ベース)】に集められ、そこでさらに細かく「仕分け」られます。

そこで「さらに細かく仕分けられた荷物」は、今度は皆さんの住んでいる地域の宅配便営業所に運ばれます。

そこでまたさらに各住所ごとに「仕分け」られたあと、我々ドライバーがお客様の自宅まで荷物を運ぶわけです。

これが「商品が発送されてから荷物が届くまでの大まかな流れ」です。

行き先に関わらず、どの荷物も同じように「仕分け」が行われます。

そして繁忙期には上記の「ベース」に届く荷物量が一気に膨れ上がります。

平月とは比べ物にならないほどの大量の荷物がベースに到着するわけです。

もちろん繁忙期は毎年のことなので、事前にそれなりの準備はしています。

ただ毎年その予想をはるかに上回る量の荷物が到着しているのが現状です。

いくら事前に対策を練っていたとしても、机上で考えた作戦というのはなかなか予定通りにいかないものです。

事前に作業人員を増やすことはできたとしても、そのぶんの作業スペースを急激に増やすことはできません。

もともと収容人数が1000人のライブハウスに、2000人のお客様が入れないのは当然のことなのです。

だから繁忙期のたびに、ベースによる「仕分け作業の遅れ」は発生します。

今のところは毎年の恒例行事です。

当たり前の話ではありますが、ベースの仕分け作業が遅れると我々ドライバーはどうすることもできません。

これもまた大きな原因のひとつです。

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人間だもの

そして最後はおもに我々「ドライバー」が原因で発生する「遅延」です。

簡単に言うと我々ドライバーのミスや勘違い、要領の良し悪しによって発生してしまう遅延のことですね。

こればっかりは「特に繁忙期だから」とも言い切れませんが、繁忙期の影響はけしてゼロではありません。

なぜなら我々ドライバーは、繁忙期になると「通常の約2倍」近い荷物を取り扱うことになるからです。

ここで少し考えてみてください。

普段と比べて2倍近い作業量を、普段のまま普段通りにこなせますか?

作業ミスや交通事故の多くは「不注意」や「あせり」から生まれます。

荷物の量が2倍近くになっても、平常心でいつも通りの作業ができるドライバーはけして多くありません。

いくら気をつけていても無意識に焦ったり、いつもなら絶対にしないミスをしてしまうこともあるでしょう。

とはいえこれに関しては、ドライバーを責めることはできません。

どんなに荷物が多かろうと少なかろうと、もし事故を起こしてしまえばそれはすべてドライバーの責任です。

だからどんなにお客様に怒られようとも、我々ドライバーが安全をおろそかにすることは絶対にできません。

どうかそれだけはご了承ください。

まとめ

というわけでまとめです。

今回は宅配繁忙期の遅延について、ドライバー目線で解説してみました。

先ほども述べたように、この時期になると「遅延」や「未着」が当たり前のように起きているのが現状です。

とにもかくにも毎年恒例です。

結局のところお伝えしたかったのは、繁忙期は遅延や未着がよく発生するのでご理解くださいということです。

理由としては「我々にはどうしようもできない要素が多いから」です。

もちろん少しでも状況が改善されるよう毎回繁忙期前には対策を練っているのですが、まだまだ決定的な決め手がないというのが正直なところです。

この時期はお客様に大変ご迷惑をおかけしますが、どうか末永くあたたかい目で見守っていただければ幸いです。

それでは今回はこのへんで。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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