【らくらくメルカリ便】サイズ間違いはどうなるの?もちろん不正行為は許しません!

信頼関係を築きたい

最近は「メルカリ」や「ヤフオク」の影響もあり、お客様が自分で荷物を発送する機会が本当に増えました。

というのもコンビニや宅配ロッカーでは24時間365日、荷物の発送ができるようになったからですね。

これは本当にありがたいことです。

この件に関しては別の記事でも詳しく説明させていただいているので、よろしければソチラもご覧ください。

【メルカリ便】集荷と持込どっちがいいの?現役ドライバーのホンネ、もちろん持込でお願いします!

とはいえもちろん何事にも「メリット」と「デメリット」はあります。

持ち込みのメリットといえば「お客様が荷物を持ち込んでくれるので集荷に行かなくても良い」という点です。

ではデメリットはというと、お客様の申告した荷物のサイズと実際のサイズが違う「サイズ間違い」の多発です。

実はコンビニや宅配ロッカーにおける荷物の発送は、基本的にお客様との信頼関係の上で成り立っています。

もちろん世の中のほとんどの人は「良い人」もしくは「普通の人」であるというのは疑う余地もありません。

でも中にはやっぱり「悪いことを考える人」もたくさんいるわけです。

もちろん悪意を持って「悪事」を働く人もいれば、気づかない内に悪事を働いてしまう人もいるでしょう。

とは言え今の時代「それは知らなかったから…」ではすみません。

結論から申し上げると、本人の意思には関係なく、サイズ間違いの荷物は正しいサイズに訂正されます。

サイズによっては送料が倍以上になってしまうことも少なくはありません。

今回は「宅配業者との信頼関係をぶち壊すお客様」をご紹介します。

もしかしてワザとやってる?

コンビニなどで発送をしたことがある人ならご存知かと思いますが、荷物のサイズを選択するのは「自分」です。

店員から聞かれることはありません。

コンビニの店員さんはあくまでも、お客様の持参した「バーコード」を読み取り、荷物をお預かりするだけです。

よほど何か問題でもない限り、あーだこーだ言われることはないでしょう(フリマ系の荷物に関しての話です)

だから極端な話、3辺(タテヨコ高さ)の合計が160センチを超えるような大型の荷物さえも、一番小さなポスト投函用の荷物と”偽って”預けることができてしまうわけです。

さすがにそこまで大胆な「サイズ詐称」はそうそうありませんが、極端に言えばこれは「詐欺」同然です。

なぜならその荷物のサイズによって、送料が変わってくるのですから。

仮に先ほどのサイズ違い(160サイズをポスト投函の荷物で申告)で言うと、送料は1000円以上変わります。

もしこのまま荷物が発送されたら、お客様は普通に現金1000円を手に入れるのと同じことなのです。(あくまでも大げさに言った場合の例え話です)

とはいえもちろん、コンビニの店員さんを責めることなどできません。

もしその荷物が「フリマサイト」ではなく宅急便であれば、店員さんは必ずヒアリングを実施してくれています。

さらに宅急便であれば店員さん自身がサイズを測るので、そもそも「サイズ詐称」自体が発生したりしません。

ただ「フリマサイト」の荷物に関しては、店員さんはお客様の登録した情報をバーコードで読み取るだけです。

なぜなら先ほどから述べているように、基本的に荷受けは「信頼」関係の上で成り立っているからです。

だからこそ、我々が荷物を引取りに行った時にもし「サイズ詐称」を発見すると、なんとも悲しくて非常に切ない気持ちになってしまうのです。

さらにタチが悪いのが、サイズ詐称をわかった上で「あわよくば」を狙い、何度もそれを繰り返すお客様です。

あまりにもサイズ詐称がヒドイ場合は連絡させていただきますが、にも関わらずその後も平気な顔をして「サイズ詐称」を繰り返す人がいます。

もしかしたら匿名配送だからバレてないとでも思っているのでしょうか?

安心してください。

全部バレてますから。

ちなみに宅配ロッカーも同じです。

コチラでの発送は「無人」なので、余計にタチが悪いのかもしれません。

もちろん中にはボタンの押し間違いや、本当にやり方がわからくて純粋に間違えてる人もいることでしょう。

だからといって、間違いが許されるというわけではありません。

荷物の発送前には必ず、サイズの確認をするようにしてください。

【宅配業者の覚悟】あわよくばの時間指定には鉄拳制裁を!現役ドライバーが語る、あなたの胸は痛みませんか?

不正は見逃しません!

ではそういう「サイズ詐称」が発覚した場合、我々はどのような対応をするのかという話もしておきましょう。

コンビニや宅配ロッカーで預けられた荷物はもちろん、そのまま全国各地に運ばれるというわけではありません。

いったん我々宅配ドライバーが荷物をすべて営業所に持ちかえり、そこであらためて発送作業をするわけです。

正直なところ、ほんの数センチぐらいの誤差なら「まあいっか」といってみて見ぬふりをすることもあります。

ただ明らかにおかしな「サイズ詐称」についてはさすがに見逃せません。

よくなんでもかんでも「ポスト投函サイズ」で申請してくるお客様がいるのですが、よく考えてみてください。

その荷物、ポストに入りますか?

もちろん少しでも送料を安くすませたいという気持ちはわかります。

ついつい反射的に一番安い輸送方法を選択してしまうのもわかります。

ただそのような「希望」や「願望」は、どうがんばっても通りません。

我々はサイズ詐称を発見した時点で、きっちりと荷物のサイズを再計測し直し、正しいサイズで再登録をします。

ちなみにこの再計測時はたとえ「1mm」でもサイズをオーバーしていればけして見逃すことはありません。

だって、我々も人間ですからね。

ちなみに荷物を再登録した場合、最初の「伝票番号」は無効となります。

新しい番号で登録し直すためですね。

そうなると、お客様自身ではネットで「荷物の追跡」ができなくなります。

なにかトラブルが起きた時にはもちろん、遅延の原因にもなりえます。

また、基本的に我々の方から「サイズ間違いのため再登録しました」などの連絡をすることはありません。

困るのは荷物を出したお客様です。

だからどうか、あきらかに虚偽のサイズ申告だけはお控えください。

結局は正規の送料を請求されます。

もちろん時と場合によってはかなり高額な運賃になることだってあります。

明らかなサイズ詐称を、あわよくばでゴリ押しするのはやめましょう。

まとめ

というわけでまとめです。

ちなみにポスト投函の荷物の送料は、日本全国で一律約200円です。

そして一番小さい「宅配便」の送料は、一番近い距離でも700円です。

これだけでも500円の誤差ですね。

フリマサイトで商品がいくらで売れたのかはわかりませんが、差額500円はけして安くはないはずです。

ちゃんと計測して正しい方法で出せば「400円以下」の送料で済んだのに、安易に「ポスト投函」を選択したばっかりに「700円請求される」というパターンもけっこうみかけます。

けして「発送」という状況のみならず、人生のいかなる状況においても「安易な選択は命取り」になります。

今の時代スマホを使ってほんの少し調べるだけで、探している「答え」なんて簡単に手に入ることが多いです。

自分の「行動」が他者にいったいどのような影響を及ぼすのか、この機会に調べてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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