【宅配繁忙期】どんなに忙しくても安全第一?心に余裕を持つことが安全に直結します!

とある月曜日のお話

宅配便は「曜日」によって、荷物量や作業の比重が微妙に変化します。

土曜日は荷物が多かったり、休み明けは荷物が少なかったりします。

一週間の中でも特に「月曜日」は、配達の荷物が少ない曜日です。

日本ではまだまだ土日を休みにしている会社やお店が多いからですね。

今回は繁忙期中の「とある平和な月曜日のお話」をしたいと思います。

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心に余裕をもつということ

その日も平月に比べればまだまだ荷物は多かったものの、前日と比べれば明らかに荷物は少なめでした。

ここ数日間は平月と比べて約2倍近い荷物が到着していたのですが、この日はほんの少し多いぐらい。

朝から気持ちに余裕ができました。

じつは宅配の仕事は、当日出勤するまでその日どれぐらいの荷物が到着しているのかわかりません。

最近では前日にある程度の個数を把握できるようになりましたが、まだまだ精度は高くないのです。

結局その日の朝にならないと、完全に数を把握することはできません。

だからこそ「数字」だけを追って業務改善したり人員整理したりしても、なかなかうまくいきません。

まあなにはともあれ、この日は本当に久しぶりにココロに余裕をもって作業に取り組むことができました。

そこで気がついたいくつかの点を、ご紹介していきたいと思います。

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サービスの変化

心に余裕ができたことによる様々な変化の中で、自分でも一番強く感じたのは「お客様への対応」です。

この日の僕は朝から晩までずっと穏やかな表情で、すべてのお客様に笑顔で対応することができました。

なんせ繁忙期に入ってからこの日まで、お客様の前でちゃんと笑うことすらできませんでしたから。

積込中も運転中も配達中も、頭の中はつねに「いかに今日一日を乗り切るか」ばかり考えていました。

お客様に荷物を手渡しする瞬間ですら、頭の中ではもう次の配達先のことを考えているような状態でした。

もちろん接客業(サービス業)としてはあってはならないことですね。

ただそれぐらいしないと配達しきれない荷物量であり、それぐらいしないと到着した荷物をすべて配達しきれなかったわけです。

最近では「当日に配達しきれない荷物は翌日にまわしていい」なんていう上層部からのお達しもでておりますが、お客様にしたらそんなことは知らないし関係ないですからね。

公式なアナウンスであれば話は別ですが、コチラの都合でそんな決定をするのは疑問でしかありません。

ちょっと話が脱線してしまいましたが、とにもかくにもこの日は朝からそれぐらい余裕があったわけです。

だからこそ、お客様と他愛もない会話のキャッチボールができました。

お客様からの質問にもしっかりと笑顔で対応することができました。

ここ数日はやっぱり笑えていなかったし、お客様と向き合えてさえいなかったことに気がつきました。

もちろん宅配はサービス業です。

お客様あってこその仕事です。

もしも心に余裕がなければ、良い接客などできるはずがありません。

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安全の変化

さらにもしココロに余裕がなくなれば、事故の確率も上がります。

事故の原因の多くは「焦り」や「不注意」や「確認不足」からです。

平月でも少し荷物が多いと焦ったり慌てたりしてしまうのに、繁忙期中は毎日がそんな状態です。

取り扱う荷物は約2倍ですからね。

いくら「焦るな」とか「慌てるな」とか外野から言われても、現場からしてみれば到底無理な話なのです。

人間という生き物は焦れば焦るほど、いつもであれば絶対にしないようなミスや事故を起こしてしまう生き物なのです。

先ほども述べたような心理状態でずっと作業をしていれば、どうしても注意力は散漫になりますね。

とはいえもし万が一事故を起こしたら、それはすべて自己責任です。

もちろん会社にも迷惑をかけますが、我々が最も恐れるのは一緒に働く仲間に迷惑をかけることです。

事故を起こせばしばらくの間、もしくは半永久的に「降車処分(トラックに乗れなくなる)」です。

そうなると自分の空けた「穴」を埋めるために、まわりの仲間たちに間接的に迷惑をかけるわけですね。

もちろん言うまでもありませんが、誰も事故など望んではいません。

ただ望む望まないに関わらず、予告なしに起きるのが「事故」です。

運転中に余裕があれば、広く大きな視野で回りの状況を確認し、つねに正しい判断ができるでしょう。

運転中に余裕がなければ、狭く小さな視野でしか物事が見えず、つねに正しい判断ができなくなる。

普段なら絶対に見逃さないような電柱やポール、飛び出してくる子供などに気がつけないのです。

だからこそ、どれだけ忙しくても気持ちに余裕を持ちましょう。

どれだけ忙しくても、安全だけは絶対におろそかにしないでください。

どうぞよろしくお願いいたします。

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まとめ

というわけでまとめです。

結局のところ僕が言いたかったことは「どんなときでも心に余裕をもちましょう」ということです。

心に余裕がなければ良いサービスを提供できないし、安全運転に取り組むことだってできません。

もちろんこれは宅配業のみの話ではなく、どんな仕事であろうと大切にしなければいけないことです。

スポーツなんかでも「肩に力が入りすぎては良いパフォーマンスができない」なんて言いますよね。

肩の力を抜いてリラックスした状態を作りだすことが、良いパフォーマンスにつながるというわけです。

この記事があらためて「サービス」や「安全」について考える良いキッカケになれば嬉しく思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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