【宅配業者の懇願】「ながら運転」はもうやめて!クルマはもちろん自転車だって罰金です!

道路交通法は守りましょう

我々宅配ドライバーは仕事で毎日のようにクルマを運転しています。

クルマを使う以上は必ず守らなければならないのが交通ルールですね。

もし交通ルールが守れないのであればクルマに乗る資格はありません。

もちろんここでいうクルマというのは、自動車だけではなくオートバイや自転車も含んでいます。

ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、実はオートバイや自転車も分類は「クルマ」となります。

だからオートバイに乗る人はもちろん、自転車に乗る人だって交通ルールは守らなければなりません。

ここ最近よく耳にするのが、出前サービス「ウーバーイーツ」の配達員が引き起こす交通トラブルです。

ウーバーイーツの配達員のほとんどは、自転車を使用しています。

今回はそんな自転車トラブルの中でも特に問題となっている「ながら運転」について考察していきます。

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ながら運転とは?

ひと口に「ながら運転」とは言っても、いろいろな種類があります。

そもそも運転中に運転以外のことをすれば、それはもう「ながら運転」になってしまうからですね。

クルマで言えば「飲み物を飲みながら」「食べ物を食べながら」なんて光景は本当によく見かけます。

最近では法律で禁止されて見かけなくなりましたが「電話しながら」なんて光景もよくみかけました。

そして最近、特に問題となっているのが「スマホ注視運転」です。

「電話しながら」に似てはいますが、大きく違うのは「画面を注視する時間が長い」という点です。

これがキッカケで大きな事故に繋がるというのは否定できません。

実際ここ数年の交事故の原因で急増しているのが「スマホ注視」です。

だからこそ現在は法律で、運転中のスマホ利用は禁止されています。

ちなみに「スマホ見ながら運転」の刑罰は改定され、反則金は18000円(普通自動車の場合)、違反点数は今までの3倍となりました。

この法改正をキッカケに、運転をしながらスマホを見たり操作したりするドライバーは激減しました。

ただこれは「自動車」の話であり「自転車」に関してはまだ厳しい取り締まりは行われていません。

だからこそ、未だに自転車でのながら運転が横行しているわけです。

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ながら運転をする理由

ではなぜウーバー配達員はスマホを見ながら運転するのでしょうか?

実はこれ「ウーバーイーツ」の仕事内容が大きく関わっています。

「ウーバーイーツ」という仕事は、手元にスマホと自転車さえあれば誰でも手軽に始められるお仕事です。

簡単に説明すると、スマホで注文を受注し、お店に商品を引取りに行き、スマホの「地図」を頼りにお客様へ商品をお届けする仕事です。

だから自転車での移動中も、つねにスマホで注文の確認をしたり、スマホの地図をみながらお客様の家を探しているというわけですね。

これが「ウーバーイーツ」の配達員が「ながら運転」をする理由です。

もちろん仕事なら仕方がないという人もいれば、仕事でも危ねえからやめろという人もいるでしょう。

ただあくまでも個人的な意見としては「ウーバー配達員」の動きはなかなか予測不可能で危険です。

後ろから動きをみているとよくわかるのですが、急に止まったり走りだしたり、フラフラしながら車道にはみ出したりすることもザラです。

ではこういった自転車のながら運転、防ぐ方法はないのでしょうか?

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ながら運転はなくならない

現時点で自転車の「ながら運転」を防ぐ方法はありません。

最近ではついに警察も動き始め、危険運転をする自転車ドライバーを注意する場面をよく見かけます。

とはいえあくまでも「注意」で終わっているというのが現実です。

よほどのことがない限り、クルマのような「罰則」まではいきません。

さらに実際問題として、スマホにしてもウーバーイーツにしても、利用者はますます増えています。

今後も「我々の生活を便利にするサービス」は確実に伸びていきます。

そもそもの話この「ウーバーイーツ」というサービスでさえ、ここ数年で急速に伸びたサービスです。

コロナの影響もあるとはいえ、サービス開始当初はここまで人気になるなんて予想できませんでした。

それはスマホにしても同じです。

スマホが出てきた当初、ここまでスマホが普及するなんて誰一人として予想できていなかったでしょう。

だからこそ逆に、今後さらにテクノロジーが進めば自転車の「ながら運転」はなくなるのかもしれません。

スマホに代わり、脳内に直接情報を送る「ICチップのような何か」が出てくるのを期待しましょう…。

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まとめ

というわけでまとめです。

今回は自転車の「スマホ注視」について考察してみました。

もし自転車とクルマで事故になれば、どんな状況でもクルマの過失をゼロにするのは難しいでしょう。

結局のところ我々ドライバーにできることは、いつもと同じように早めの「危険予測」をし、事故を「未然に防ぐ」ことだけなのです。

僕が担当しているエリアでも、ウーバーはますます増えています。

もちろん全ウーバーが悪質な運転をしているわけではありません。

そうは言っても、そのような運転をしている者が多いのも事実です。

ながら運転はやめてください!

何卒よろしくお願いいたします。