【宅配雑学】さおだけ屋はなぜ潰れないのか?現役ドライバーが語る、宅急便の取扱店が潰れない理由!

2021年1月14日宅配,宅配雑学

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

突然ではありますが、皆さん「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という本を読んだことはありますか?

この本が登場したのは2005年、かれこれ15年以上も前のことです。

この本は生活の中にある身近な疑問を切り口に、会計学の基礎を学ぶことができる本として大ヒットしました。

そこでふと「これは日頃から疑問に思っていたことを解決する良い機会なのではないか?」と思ったわけです。

このタイトルにある「さおだけ屋」の部分に「宅急便の取扱店」を当てはめてみたらどうなるでしょうか?

宅急便の取扱店はなぜ潰れないのか?

今回は街中で見かける「宅急便の取扱店」について考察していきます。

まずはその前に「取扱店」とは何なのか?についてご説明しましょう。

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取扱店とは?

取扱店というのは「我々宅配業者に代わってお客様の荷物を一時的に預かってくれるお店」のことを指します。

わかりやすい目印はお店の軒先にある「宅急便取扱店」の看板です。

業種は本当に様々ですが「駄菓子屋さん」や「八百屋さん」など、やはり昔ながらの「個人商店」が多いです。

今ではいつでも自分の好きな時に、自分の好きな場所で荷物を「送る」ことができるようになりましたよね。

その代表的な場所が「コンビニ」なのですが、言うなればコンビニも「取扱店」のひとつというわけです。

ただコンビニがここまで全国展開する前、宅急便の荷物を出す方法というのは本当にごく限られたものでした。

宅急便の営業所まで荷物を持ち込むか、ドライバーに自宅まで引取りに来てもらうかの2パターンです。

そこで先輩方はそれぞれが担当するエリア内にある「個人商店」にお願いをし、自分たちの代わりに荷物を預かってくれる場所を増やしていきました。

当時の「宅急便」はまだまだ発展途上中であり、1人でも多くのお客様を増やすために必死だったのです。

また地域の個人商店と良質な関係を築くことにより、さらにネットワークを拡大するという狙いもありました。

そういった「取扱店」が増えれば増えるほど、ドライバーはお客様の自宅にうかがう手間が省けるわけです。

その一方お客様としては「取扱店」に持ち込みをすることにより「持ち込み割引」を受けることができます。

そして「取扱店」はといえば、荷物を預かることで宅配業者から「手数料」を受け取ることができるわけです。

いわゆる「三方良し」の関係ですね。

とは言え取扱店の「手数料」というのは、けして高額ではありません。

あくまでも荷物の「個数」によって発生する「手数料」なので、本当に子供の「お駄賃」程度にしかなりません。

そこで疑問が頭をよぎるわけです。

宅急便の「取扱店」はどうやって生計を立てているのでしょうか?

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取扱店はなぜ潰れないのか?

ここまで読んで「コイツは一体何を言っているんだ?」と思った方も中にはいらっしゃるかもしれません。

だって取扱店というのは元々「自分で商売をしている個人商店」です。

その「商売」で生計を立てているに決まっているではありませんか。

ただここでひとつ想像をしていただきたいのが、それらの「取扱店」に今現在はたしてどれぐらいのお客さんが入っているのか?ということです。

実際のところ僕の担当するエリアにも、いまだに契約を結んでいる昔ながらの「取扱店」がいくつかあります。

ただ「お店にどれぐらいお客さんが入っているの?」と聞かれたら「ほとんど見たことがない」と即答します。

お店の前を通りかかると、いつもの親父さんがいつもニコニコしながら、いつもお店の前に座っているのです。

その風景もディスプレイも下手したらその品揃えさえも、もう何年も変わってはいないのではないでしょうか?

かれこれ何年も疑問に思ってはいたのですが、この度この本のことを思い出してやっと謎が解けました。

ここで結論から言ってしまうと「昔ながらの取扱店はいくつもの収入源を持っているから」なんですよね。

たとえばここでひとつ「まちの八百屋さん」を例に見てみましょう。

もちろんその場所で長いことお店を開いているので、近所に住む「常連」のお客様は当然いらっしゃるわけです。

市場で安く仕入れた野菜を手数料(利益)を上乗せしてお店で売ることによって、ある程度まとまった収入を得ることはできるわけですね。

これがひとつ目の収入源となります。

ただもちろん、八百屋さんの仕事というのはそれだけではありません。

朝早く仕入れた野菜や果物を、市場からの帰りにそのまま近くの小学校や保育園などに配達しているのです。

これらは学校の給食で使用されるので取りっぱぐれる心配もなく、これまた安定した収入源のひとつとなります。

またそれ以外にも、近所の「飲食店」や「高齢者宅」に野菜や果物を「出前」したりもしています。

これもまた需要のなくならない、大事な収入源のひとつですよね。

さらにさらに最近では、フリマアプリ等を利用して野菜や果物をオンラインで販売したりもしているわけです。

まさか町中にある昔ながらの「八百屋さん」が、そんなことまでしているなんて夢にも思いませんよね。

さて、いかがでしょうか?

実は「個人商店」の多くは、お店を見ただけではけして見えない「裏の仕事」を数多く抱えているのです。

これが取扱店が潰れない理由です。

まとめ

というわけでまとめです。

この本を読んだことのある人であれば、僕のお伝えしたかったことが少しはご理解いただけたかもしれません。

もちろん解釈は人それぞれですが、共通する部分は必ずあるはずです。

では最後に「結論」をもう一度。

宅急便の取扱店が潰れない理由は、いくつもの収入源を持っているから!

 

それでは今回はこのへんで。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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