【宅配雑学】宅配トラブルは会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!

前略ミチの上より

我々は仕事で道路を利用します。

道路がなければ荷物は運べません。

とはいえ道路は公共物であり、我々の所有物ではありません。

予告なしに工事が始まったり、突然の事故や渋滞が起こったり、道路はすぐに不具合を起こします。

宅配はルーティンワークです。

毎日ほぼ同じ時間に営業所を出て、ほぼ同じ道順でエリアに入り、ほぼ同じ順番で配達をしていきます。

だからいつもの道路が工事や事故で通行止めになると、そこから少しずつ時間がズレていきます。

まずはそんな「道路上のトラブル」からご紹介したいと思います。

道路工事

定期的に発生する工事は、我々の天敵といっても過言ではありません。

とはいえもちろん、工事をしている方からすればそれは「仕事」です。

だから道路工事を非難するつもりなどはサラサラありません。

どちらが正しくてどちらが間違いなのか?という話ではないのです。

ただひとつ間違いないのは、我々業者は道路工事の影響をモロに受けてしまうという事実です。

先ほども述べたように我々は毎日ほぼ同じような時間に、ほぼ同じようなルートで配達をするからですね。

いつもの角が曲がれなかったりいつもの場所にクルマを停められなかったりすると、どうしてもその後の作業に影響がでてくるのです。

とはいえ道路工事がいつどこでどのタイミングで起こるのか?それはさすがに我々にはわかりません。

遅延の理由は様々ですが、実は道路工事も原因であることは覚えておいていただけると助かります。

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駐車監視員

つい最近は宅配業務を脅かす新手の「トラブル」が生まれました。

それがミドリの駐車監視員です。

じつは駐禁問題は宅配業者とは切っても切れない、永遠のテーマといっても過言ではありません。

最初に説明させていただいた通り、我々の仕事場はおもに道路上です。

とは言っても、つねにクルマを運転しているわけではありません。

荷物をお客様のご自宅までお運びするために、どうしてもクルマを離れる時間が発生するのです。

一軒一軒の配達時間というのは、実際のところそれほどかかりません。

それでもやはり配達が重なったり、代引きで必要以上に時間がかかってしまうこともあるわけです。

取り締まりはホントに一瞬です。

ほんの数分で数万円の罰金です。

仕事中の罰金は本当に笑えません。

とはいえ先ほども言ったように、駐車監視員はそれが仕事です。

仕方がないといえば仕方がないのですが「少しぐらいはオマケして…」と思うのも正直なところです。

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天変地異

こちらは道路上のトラブルではありませんが、悪天候も外せません。

突然の集中豪雨や地震カミナリ火事親父などにはやっぱり弱いです。

じつは悪天候下における作業については各ドライバーの判断によるのですが、僕の場合は作業を諦めてクルマの中で待機することも多いです。

だって荷物が濡れますから。

もちろん少しぐらい荷物が濡れても「ありがとう」と言ってくださるお客様もいらっしゃいます。

でも中には「なんで荷物が濡れているんだ!冗談じゃない!」なんて言ってくる人もいますから。

そんな過去の事例と天気予報を踏まえた結果、ひどい雨の日には作業を中断するようにしています。

今は非常に精度の高い天気予報があるため「あと何分後に雨が上がる」なんてことまでわかりますからね。

もちろん自分が濡れたくないというのもありますが、お客様の大切な荷物を濡らすわけにはいきません。

天変地異の影響というのも、宅配業務におけるトラブルのひとつです。

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エレなし階段5階

そして最後にご紹介するのが、エレベーターの点検作業です。

こちらも工事と同じように、現地に行ってみないとわからない「突発的なアクシデント」のひとつです。

エレベーターの点検作業なんて、マンションの住人ですら気がつかないなんてことはザラにあります。

よく見るとエレベーター内や一階の掲示板に貼り紙があるのですが、今時わざわざエレベーター内や一階の掲示板をマジマジと見る人なんて、それほど多くはないでしょう。

だからこそ飲料水3箱(合計約45kg)をエレベーターが使えない日の午前中に指定するわけです…

1回で運べればまだなんとか頑張れますが、往復しなければならないとなるとさすがに躊躇しますよね。

まあ仕事といわれればそれまでなんですが、もし可能であれば日程をズラしていただけると助かります。

まとめ

というわけでまとめです。

今回は道路上のトラブルを皮切りに、宅配業務中のトラブルをいくつかご紹介させていただきました。

とはいえ生きていれば、トラブルやアクシデントはつきものです。

トラブルのない人生なんて、それはそれで面白みがないですよね。

ましてやそれもこれも含めての仕事ですから、すべて踏まえて黙ってやれと言われたら何も言えません。

ただこれらが遅延の原因になりえることはどうかご理解ください。

それでは今回はこのへんで。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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