【ヤマト運輸】神戸死傷事件について思うこと!現役ドライバーの願い、二度と同じ過ちを繰り返すな!

2020年10月7日宅配,宅配お悩み相談室,宅配業者の○○,宅配雑学

神戸ヤマト運輸で死傷事件発生

第一報を聞いた時は耳を疑いました。

ヤマト運輸といえばもちろん「宅配業界」では大手の会社のひとつです。

売り上げもシェア率も社員の数も、他社と比べればケタ違いです。

そんな会社で死傷事件が起きました。

事件が発生してから時間が経つにつれて、少しずつ事件の概要や容疑者の素性・動機などがわかってきました。

現時点(2020年10月07日)で分かっている情報をもとに、もう一度この事件を振り返ってみましょう。

事件の概要

事件は神戸市北区の「ヤマト運輸宅急便」で10月6日未明に発生、従業員とみられる男女2人が死傷しました。

男性は容疑者ともみ合いの末に刃物で左手を負傷し、女性は腹部を何度も刺されてお亡くなりになったようです。

その後の調べで容疑者は元従業員であり、死傷した2人とは前日まで一緒に仕事をしていたこともわかりました。

さらに事件のあった前日の作業終了後、容疑者は何らかの理由により突然解雇されていたこともわかりました。

容疑者は「解雇に対し腹をたてて犯行に及んだ」というのが、現時点で考えられる今回の事件の「動機」です。

事件前日の作業中、容疑者は「仕事のやり方」について被害男性から注意を受け、もみあいの喧嘩になりました。

亡くなられた女性がその仲裁に入ったところ、容疑者の手がたまたまその女性に”当たってしまった”そうです。

そのとき女性は特に大きな怪我をしたわけではなかったものの、上司に勧められて「警察」に相談に行きました。

しかし女性は「容疑者をかばった」のか「報復を恐れたのか」はわかりませんが、被害届を出しませんでした。

でもやはり「この事実が原因」で、容疑者は解雇をされたもようです。

事件の原因について考えてみる

当然の話ではありますが「殺人」はけして許されるものではありません。

今回の事件に関しては「100%」容疑者が悪いのはあきらかです。

でも事件の概要がわかるにつれ、この事件は他所でも起こる可能性があるのではないか?と感じました。

僕がなぜそう感じたのか?

今回の事件が起きた理由について、もう少しくわしくみていきましょう。

社員および管理者の不在

今回の事件が起こったのは早朝の4時過ぎ、ほとんどの人はまだまだ当たり前のように寝ている時間帯です。

いわゆる「早朝仕分け」の真っ最中に、今回の事件は起こりました。

あいにく早朝仕分けの現場には、社員や管理者の姿はありません。

我々ドライバーや管理者が出勤するのは、仕分けがほぼ終わってからです。

もし事件前日の「喧嘩」の場に社員や管理者がいたら、もし事件当日の「現場」に社員や管理者がいたら、この事件は防げたのかもしれません。

今回の事件が起きてしまった原因のひとつは「社員および管理者の不在」であることは否定できないのです。

コミュニケーション不足

また、事件が起きる前後の「人間関係」にも少し原因がありそうです。

早朝仕分けという仕事はかなり朝が早いため、いくら「時給」を高く設定していてもなかなか人が集まりません。

また「時給」が高めに設定されていることもあり「短期集中」で一気に稼いでサッとやめていく人が多いです。

仕事の内容はけして難しいわけではありませんが、せっかく入ってきてもすぐにやめてしまう人が多いわけです。

そうなるとやはり、仲間同士でゆっくり話をすることもできず「良好な人間関係」を築くのは難しいでしょう。

今回の事件の裏側にある人間関係はわかりませんが、もっと「コミュニケーション」が取れていれば、また違った結果になっていたのかもしれません。

増え続ける荷物量

日を追うごとに増え続ける「荷物量」というのも、今回の事件にまったく無関係ということはないでしょう。

宅配の現場も仕分けも、基本的には毎日ギリギリの人数で作業しています。

いつもよりたくさんの荷物が到着すれば、ついつい焦ったりイライラしたりしてしまうこともあるでしょう。

新しい人に仕事を教える口調がついつい荒くなってしまった可能性というのも、けして否定はできません。

警察への相談

あともうひとつ気になったのが、お亡くなりになった女性社員が「上司の勧めで警察にいった」という点です。

事件当日の犯行状況から推測すると、容疑者はその女性に「特に強い恨み」を持っていた可能性が高いです。

結果的に女性は被害届けを出しませんでしたが、もしそれを容疑者が知っていたら…と思わずにはいられません。

もちろん現場にいたわけではないので何とも言えませんが、警察に行くことを女性に勧めた「上司」にも、少し疑問を感じずにはいられませんでした。

最後に…

なにはともあれ同業の人間として、今回の事件は本当に驚きました。

どう考えても「容疑者」に問題のある事件であることは間違いありませんが、この事件をキッカケに改善できる点は改善するべきかと思います。

ほんの数年前までは考えられなかったような恐ろしい事件が、我々の身近な場所で起きているわけですから。

時代の変化とともに、人の考え方も受け取り方も変化していきます。

自分以外の誰かを自分の思うようにコントロールすることはできません。

今はなにが起きてもおかしくない世の中だということを念頭に置いて、これからも仕事に向き合いましょう。

というわけで今回はこのへんで。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

【宅配業者を装う強盗事件】本物と偽物は見分けられる?現役ドライバーが語る、強盗から身を守る方法!